2026/06/09 思惟

2026-06-09

 焼肉が好きだ。
でも焼肉を食べたいとき、焼肉のタレを食べたいだけかもしれないと思うときがある。焼く肉は牛でも豚でも鶏でもよくて、ただこの味の濃いタレを白米へ乗せて食べたいのだ。欲しているのはあの味付けであって、肉そのものは肉でなくとも良いのではないだろうか。

納豆ごはんも好きだ。
納豆を食べたいときは、タレとからしを出来るだけ混ぜ切らず、ダイレクトに味わいたい。この前は夕飯担当者が気を利かせて納豆をしっかりと混ぜたうえにからしを入れずに出してくれたが何だかひどく落ち込んだ。自分はたぶん納豆ではなく納豆の味付けが食べたかった。

「好きの理由を語れるならそれは代替の効く好きなのだ」と調子の良い奴に丸め込まれ 14 年が経った。未だに好きな理由は教えてもらえず、何なら好きなのかどうかもよくわからない。まあ嫌いではないのだろうくらいに高を括っている。

ただ味付けが好きなのであれば、タレやからしを白米へかければ良いのであって、焼肉や納豆である必要は無いかもしれない。そして自分は、タレとからしごはんでも割と満足してしまう気がする。その意味では、代替の効かない好きは貴重だ。味付けの無い肉や納豆を好きになることは(少なくとも自分は)無いのだから。

とは言え、ホルモン焼きだけは、ホルモンでしか無いあの食感が好きだ。
わざわざ最安価 890 円の焼肉ランチセットを頼んでおいて、結局、追加で注文されたホルモン。たしかに、そういう人は魅力的かもなあと思う。

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